ストップウォッチで測定
映画やドラマなどで、端役の寿命はストップウォッチで測定できます。
たとえば、カーク船長とスポック博士が物質転送器を使って、凶暴な人食い植物が住む惑星に降り立つときに、ひとり無名の乗組員が随行するとしよう。
すぐに、ああ、これが犠牲になる人間だ、とわかる。
それから60秒たってその無名の乗員が生き残っている確率は完全にゼロです。
これを称して、「お決まりの生け賛の仔羊」現象といいます。
映画やテレビや小説やマンガがなぜこんな段取りを必要とするのかは理解できます。
そうしたほうが、よりドラマチックになるからだとはいえ、どうしてあれほど、悪役たちは「なぶり殺し」に執着するのだろうか?インディアナ州のバルパライソ大学で政治学と大衆文化のコースを教えているジェイムズ・クームズは、そういった悪役の研究をしている人物です。